北海道の山登山
【東大雪】
ニペソツ山 標高
2012.7m |
平成15年7月23日 天気 晴時々曇り |
週間予報見て計画したが、毎日天気が変る宿泊の予約とれず23日の天気に賭け決行する。 層雲峡から国道273号十勝三股過ぎ、幌加温泉標識右に舗装道路途切れた所、幌加温泉旅館・鹿ノ谷旅館が2軒、周りは森林、せせらぎがあり静かな所です。正面の鹿ノ谷旅館に泊まる。古い画像大きく出来ず320×236で作成する。 |
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登山口まで30分ぐらい、旅館3時40分出発。 |
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入って左側に1軒、幌加温泉旅館 |
2日間予約。素泊まり4000円食事は 無し、自炊設備は整っている。 |
周りは鬱蒼とした森林の中にある。 (早朝出発だから早寝する) |
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幌加温泉分岐でコ−ス間違え亡くなった人がおります、登山道入り乱れている気をつけて下さい。 |
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幌加温泉から10分くらい三股橋左折 少し入ると入林記帳所がある。 |
しばらく行くと石狩岳方面の分岐、 左に曲がる。 |
登山口からすぐ沢の丸太を渡る 4時20分出発・すぐ取り付きは 急な登りになる。 |
国道から15分、今回は林道決壊のため180m手前に駐車する。林道はほどんと修復されているが通行止め。林道歩き10分、林道終点駐車場十六ノ沢出合い登山口、トイレもあり整備されている。 |
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尾根に出るとエゾ松・とど松林の、 笹をかき分け緩急を繰り返し登る。 |
ここは危険な所2mくらいの崖横切り、 両手で岩につかまり慎重に横切る。 |
天狗のコルから前天狗。 (テント場だが水はない) |
3週間空かしている運動不足、息が切れる深呼吸しながら行く。
ニペソツとはアイヌ語でシナノキが群生する所の意味らしいがシナノキは生えていない。 上に行くにしたがって真直ぐに伸びた白樺が雑ざって来る。 2時間ぐらいから森林が途切れてくる。
ここまで来ると高山植物が咲き始める。 エゾシャクナゲが見事に咲いている、登山道端はゴゼンタチバナ、マルバシモツケが終わりだが咲いている。 ハエマツが現れるあたり、小天狗の近くは、チングルマ・エゾツガザクラ、もう終って蕾んでいる。 |
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小天狗の稜線に出ると展望が開けて来る。双耳峰の西クマネシリ岳・ピリベツ岳、釧路方面は雲海、写真はかすんでいるが阿寒富士・雌阿寒岳・雄阿寒岳が遠望、素晴らしい風景。決行日を選んだ甲斐がある。 |
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天狗岳の後方に五色が原・ 大雪山が遠望。 |
あれを登るのか!
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前天狗の登りキツイ風はない 暑い休み々上がる。 |
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コマクサ |
イワギキョウ |
エゾツツジ |
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標高1700mくらいの所 ウサギキクが満開 |
チシマノキンバイソウが 深い谷間、満開。 |
イワブクロ |
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前天狗から天狗岳あたりは、チングルマ・エゾコザクラソウ・イワウメ・コマクサ・咲き乱れる。登山道そばにイワブクロ今咲き時、行くところ、いたる処に咲いている。高山植物の女王といわれるコマクサ、砂礫の中に咲いている、朝霧などの水分を葉に受け溜めてとる様だ。
登山道は、笹・ハエマツ・ミヤマハンノキなどが生い茂り藪こぎの所が多い掻き分けて気を付けて行く。相棒は「ここに根が」「段差がある」「石がある」と一声、杖で笹を掻き分け確かめながら行く。危険な所はお互いに声を掛合う、注意する事で怪我を防げる。 |
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天狗平への岩登り足を踏み外さない様、岩飛び移りの登り。登りきると天狗岳目指すニペソツ山が見えて来る。この辺の登山道はペンキが薄くなって分かりにくい、霧の時は迷う所、天気の良い日を選ぶ。 天狗平で10時20分、頂上まで1時間半はかかるだろう。ここでお昼、荷物を軽くして登る。水1本置いて行く。 |
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鋭い山頂、きつそう覚悟する。 |
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険しい山頂が見える。頂上への道が尾根つたいに、本当に山の字に当てはまる山だ。 山岳美!!
下がった所で休み一気に上がる。頂上に行くにしたがって斜度がキツクなる。 |
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上の稜線に出れば頂上、登山道は細いが、しっかりし登りやすい。振り返り、今通って来た天狗岳方面を見る 本当に険しい、遠くに北見富士が遠望。12時、岩場の狭い頂上に立つ360度見渡せる風はなし、切り立った頂上、“高度感抜群” |
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眼下に、左から十勝連峰・中央
トムラウシ山・右に大雪山、稜線一直線 展望は最高。 7月4日オプタテシケ山からニペソツ山見る、今日はオプタテシケ山を見る感無量。12時15分下山 |
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←糠平湖が下に帯広・釧路方面はくもり、雲海だ。予定より30分遅れ。下山は、荷物、体重が足に負担が掛かるゆっくり下りる。今回は予備の杖を持って来た2本で下りて見る足に負担が掛からない、これは良い。
石狩岳方面後ろに表大雪が遠望→ |
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