北海道の山登山
【表大雪】 永山岳〜安足間岳〜当麻岳〜沼の平
平成14年6月30日 天気 晴.時々曇り
今日の登山は、平成12年秋このコ−スを登山したが、山頂に雲がかかり登頂をあきらめた山で再度挑戦する。1週間前から、気圧配置、天気予報を見て計画する。早朝出発なので二泊三日にする。急な予約なので愛山渓温泉は満室、上川キャンプ村に泊まる。6月30日4時半、キャンプ村出発、愛山渓温泉まで約19km道路は狭く砂利路もあり35分かかる。

カソミ−ル3D地形図 GPS軌跡ではありません。
 
 
愛山渓温泉前が駐車場、広い、紅葉の時は満杯になり道路に並ぶ。↑駐車場からすぐ登山道。
◆今日泊まる愛山渓青少年の家、良い施設です。左の家はヒュッテ素泊まり自炊施設もある。
早朝出発はここに泊まると便利が良い・TEL01658-2-3887 ヒュッテも温泉も同じ番号です。

 5時20分入山届、右に行くと松仙園  33曲がり分岐右に行くと
沼の平、帰りは ここに
下りて来る予定。
サンカヨウ
飛び石渡渉 6月末雪融けの水がせきを切って
 流れている。水は冷たい顔を拭く。

ここからしばらく左にイズミノ沢のせせらぎを聞きながら行く、朝が早い 小鳥のさえずりこころよい。これからの先は段差のある岩道、急な坂超え、昇天ノ滝に出る。昇天ノ滝付近は紅葉の時期が良い、この道は2度目先がわかる。
↑滝ノ上分岐 右に行くと沼の平表示板が
倒れている沼の平まで30分くらい。
←村雨の滝・右岸を高巻く急な所はロ−プがある雨のあとは滑る気を付ける一息二息!すると滝の上に出る。
ハエマツのトンネル道は荒れている。 ハエマツ・岩の急な斜面本当にシンドイあえぎあえぎ雪渓、段差のある岩、ハエマツをくぐりぬけ沼の平が展望出きる所まで上がる。ここには長椅子が設置してある。
  (00/9/23撮影)眼下に沼の平、紅葉は今一で永山岳に雲がかかり、ここから下山。
 PCで色づけ失敗何回も操作すると画像が荒れる。 PHS一眼カメラ・ネガフイルムiso200
銀名水の水場雪融けの水が冷たい顔を拭く程度。ここからの展望は“最高”沼の平旭川方面も見える。
永山岳山頂に立つ 標高 2046m 永山岳から国立峰
接写はピンボケ手ぶれで花はみんな失敗 キンバイソウ、ハクサンイチゲ、 岩ウメ・この周辺は色々な花が満開。周りはゆるい斜面にお花畑が広がっている。今年は早い今が見頃。
永山岳の登りこれからキツイ登り、岩ウメが一面に咲いている。 山登りは辛いけれどお花畑を見ていると辛さ忘れる。この斜面踏み跡が薄い霧だと迷うおそれあり、前回戻って正解。11時予定より1時間遅れる愛別岳を登る予定だったがやめる。右尾根を行く火山礫が固まり歩きにくい。
 愛別岳 標高 1978m この山を登る予定だったが、ここで12時を周った私の足だと往復 2時間半 かかるだろう、今回は断念する。「山は逃げない」稜線を行き頂上を右に周り込むように登るようだ。踏み跡が見える。“登ってみたくなる山だ、又の機会に挑戦する” 
デジカメ キャノンA20 200万画素良く写る。
 
安足間岳分岐 安足間岳 標高 2200m稜線上
頂上のじはない。比布岳・北鎮岳・が展望。
旭岳 裾合平が広がる
旭岳 左側の稜線・永山岳.右の稜線.安足間岳の
稜線は色々な花が一面に咲いている。
 裾合平分岐、左旭岳ロ−プウエ−方面へ。
 花を見ているうちにコ−スはずれる、霧の時は迷うだろう。当麻岳の手前で男性一人の登山者「もうすこし10分位の所で登山道が途切れているから戻って来た」と。山登りのベテランらしい人だったが!戻る勇気だと思いながら、私達はまづそこまで行く事にする。

 岩場で行き止まり、赤い表示板がある(安足間岳〜当麻乗越)と書いてある、右に踏み跡があるその先はハエマツが生え道などはない。 左は行けそうだが×印がある、かすかな踏み跡があるがやめる相棒に行き当たりの岩登って見る踏み跡が見える、ほっとする。

 岩場を乗り越え当麻岳の登山道に入いれた。まづひと安心!!このコ−スは本当にわかりにくい、山の地図には経験者向きと書いてある。さっきの人、一人登山心ぼそかったのだろうと思いつつ... 当麻岳への左斜面の道、雪渓がある危険滑ったら2〜300mは滑落するだろう雪を踏みつけ慎重にトラバ−ス。下を見る凄い谷間だ。 当麻岳知らぬ間に通り過ぎた。過ぎると尾根が広がり一面お花畑。ここも迷いやすい地形だ霧の時は方向確認。左に旭岳・ロ−プエ−・右に沼の平、眼下に展望。
裾合平分岐から少し沼の平おりた所からピユケナイ湿原から旭岳を撮る。ピユケナイ湿原を撮るには裾合平分岐から少し裾合平方面に降りた所が良いようです。もう3時、時間がなくて、裾合平分岐から撮る。
左端永山岳から稜線当麻岳・右旭岳当麻岳下がって笹の刈分け道に入るが登山道が荒れている、
刈分けの道歩きにくい。 小さな山乗り越えるのだが、足が疲れて沼まで長く感じる。
 

 沼の平やっと木道に入る、まだ沼のふちは雪が残っている、雪の融けた後には花が咲いている。

 ワタスゲがめだつ木道を歩きながら湖面から今まで歩いた山並みが見える。

 今日は沼の平に訪れる人は誰もいない貸切こんなぜいたくはない。
木道が切れた所が沼の終り。松仙園分岐 八島分岐・真直ぐ行くと沢コ−ス・左33曲がりコ−ス
33曲がりコ−スに入るハエマツと笹の廊下を下る。歩きにくい刈り分けた笹の根が靴にぶつかり足が痛い疲れているから刈り分けの道つらい。これを過ぎると段差のある岩石の階段跳ぶように降りるから足裏に当たる足裏が痛い、登山靴は足に合う底の固い方が良い。 33曲がりに入る、整備されているが段差のある階段がつらい。沢の音が聞こえて来る“もう少しだ”と聞こえる、いつもながら沢の音が私に元気をつけてくれる。 33曲がりコ−スは熊が出没する所、熊対策はガッチリと。

朝通った33曲がり分岐に出る「やれやれ」疲れた。朝この丸太無かった分岐に積んである、丸太、誰がどうやって運んだのかと思いながら歩いていると体格の良い若者、丸太を5〜6本背負い上がって来た。愛山渓温泉の人らしい。私「すごい力だね」「朝夕2回運んでいます」と言いながら上がって行く。

すごい力だ!この方々が登山道の整備してくれるのかと思い“感謝”しばらくすると若者が駆け下りてきた、歩きながら話をする。「遭難者が出ると遭難者を背負って下りて来ます、ほかの山でも車代と日当を貰えればどこでも行きます。」との話。我々年寄り登山者には、心強い限りです。

登山のガイドもするそうです。「私がついていたら死者は出さない」と自身ある言葉で言っていた。この仕事長くやってほしいと思いながら愛山渓温泉に着く。出発するとき駐車場が一杯だったが私の車一台最後。温泉の支配人心配してそとに出て迎えてくれました。今日の宿泊は私たち二人だけでした。
  
           
 到着17時40分 登山行程時間 12時間20分
 永山岳・安足間岳・当麻岳・沼の平・無事制覇

 今回は休みを時々取り写真撮りに時間がかかった。下りた所が宿、すぐ旅館に入り一風呂、体重を量る60kg、3kg減っている、あの汗だ減るわけだ。食後、一風呂、体重量る61kgビ−ル、山菜料理腹いっぱい食べて“これはだめだ”まあいいかと自分を弁護。朝帰る時支配人「松仙園方面に熊が出ました」と、昨日は私達二人熊に見られていたに違いない。
         

 平成13年10月23日 永山岳雲がかかり松仙園回りに変更。写真写りが悪いけれど見て下さい。 

 永山岳下の椅子の所から戻り滝ノ上分岐まで戻る、左に曲り沢に

下り沢を渡渉、沢を上がり沼の平分岐を過ぎ

カシミ−ル3D地形図 GPS軌跡ではありません。
八島分岐から途中松仙園分岐まで湿原歩きで、ぬかります長靴の方が有利です。
松仙園から林道まで笹薮刈り分けしてないと笹漕ぎになります。
私の時は荒刈りで歩くのに大変でした。
沼の平 八島分岐
登山道は良くない、今年の紅葉は茶色で今一。フイルム補正失敗
後方旭岳・ロ−プウエ−が見える。この辺はぬかるみで登山靴では大変、どこを通っていいかわからなくなる、所々にテ−プがあるがどこが本当の道か、帰る道が心配になる。 永山岳方面の山は雲がかかっている。二の沼湿原を通り松仙園分岐に出る。
分岐から林道まで道は悪く熊も出そう、鈴・フエはかならず携帯する。←松仙園登山口ここから約40分駐車場まで林道を歩く。
このコ−スは登山道が整備されていない、長靴で廻るのが良い。湿原は水の中を歩くようなものです。
 迷いやすい所が所々にある、始めての人は湿原に入ったらコ−スを確かめながら行く。 霧の時はこのコ−スはぜったいに入らない。

  【写 真】
◆35m小型オ−トカメラ・フジリバ−サルフイルムiso100・
◆APS一眼カメラ        フジネガフイルムiso200・ 
 APS一眼カメラ首に下げるカメラが首の周りをふらつく岩にぶつからないよう気を使う。
◆デジカメ キャノンA20 200万画素 
 良く写る、今まではフイルム派だったがデジカメ派になりそうです。
 登山はポケットに入る小型カメラの方が有利です。
     



                                      新しい情報、平成28年くじらの山旅さんのブログです。



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